医学部受験で後悔したこと5選|一般家庭の母が振り返る反省点

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※本記事は我が家の受験経験をもとに書いています。



現役で医学部受験に挑戦し——
結果は不合格。


そして浪人生活が始まりました。

受験が終わった今だからこそ思う、
「あの時もっと早く知っていれば…」

今回は、一般家庭の母親として、
医学部受験を経験して感じた5つの後悔をまとめました。

これから医学部を目指すご家庭の参考になれば幸いです。

目次

① 私立医学部をもっと早く視野に入れればよかった

我が家は現役時代、
国立医学部を中心に考えていました。

私立医学部は学費が高い。

一般家庭には難しい。

そんなイメージが強かったからです。

そのため、
私立医学部について本格的に調べ始めたのは、
現役時に急遽私立医学部を受験することになった時。

実際に調べてみると、
奨学金制度を活用すれば、
一般家庭でも検討可能だったこと、
思っていた以上に選択肢があったことがわかりました。

もちろん簡単ではありません。

それでも最初から選択肢から外してしまったことは,
もったいなかったと後悔しています。

もっと早く情報を集めていれば、
受験校の組み方も変わっていたかもしれません。


浪人した今は、
一般家庭だから私立医学部は除外ではなく、
私立医学部を現実的な選択肢として比較検討
どこか1校でも医学部に合格するために、
どうすれば可能性を少しでも高められるのかを考えていきたいと思っています。



その理由は主に4つあります。

今年で決められる可能性が上がる

我が家はとにかく今年で決めたいと親子共々思っています。

浪人を経験して感じたのは、
まずは医学部に合格することが大切だということでした。

国立だけに絞るよりも、
私立医学部も含めて受験機会を増やした方が、
合格の可能性は高まります。

まずは医学部合格の機会を増やすこと

それが一番の理由です。



自宅通学できる

例えば、
地方国立医学部なら一人暮らしになります。

現役時代は「国立なら安い」と思っていました。

しかし実際に調べると、
一人暮らしにかかる費用も決して小さくありませんでした。

生活費だけでなく、

  • 引越し費用
  • 家具家電
  • 帰省費
  • 生活管理の負担

学費以外にも、仕送りや生活費を含めると、
6年間では大きな負担になります。
我が家で試算したところ、
1000万円近い負担になるという計算になりました。

もちろん私立医学部の方が費用負担は大きくなります。

それでも、
地方での一人暮らしにかかる費用まで含めて考えると、
私が現役時代に想像していたほどの差ではありませんでした。



東京で学べる

将来東京で働きたいと考えている息子にとっては、

  • 実習先
  • 人脈
  • 卒業後の研修先

など一定の価値があると考えています。

もちろん地方からでも東京で働くことはできます。

それでも学生時代から東京で学ぶことには、
本人なりの魅力を感じているようです。



本人のモチベーション

何よりも息子本人が、
将来奨学金を返済することになっても、
私立医学部を視野に入れたいと言っています。

6年間通うのは本人です。

親の価値観だけで決めることではない。

そのことも、
浪人して改めて感じています。

現役時代の私は、
「学費が高いから無理」と考え、
十分に調べる前から選択肢を狭めていました。

だからこそ今は、
まず情報を集めたうえで判断することの大切さを感じています。

「一般家庭だから無理」と決めつける前に、
もっと早く調べてみればよかった。

それが今の私の正直な気持ちです。



実際に私立医学部の学費や奨学金について調べてみて、
初めて知ったこともたくさんありました。

詳しくはこちらの記事にまとめています。

② 地方国立医学部をもっと真剣に考えればよかった

現役時の我が家は、
「できれば自宅から通える大学」
という考えが強くありました。

特に当時は、
「東京を離れたくない」
という気持ちが先にあり、
大学そのものを調べる前に選択肢から外していた部分もありました。

仕送り費用
卒業後東京に戻って来られるのか
東京で研修先や就職先を選ぶ時に不利にならないか
そんな不安を抱えていたのです。

医学部は6年間です。

一人暮らしになることを考えると、
心配ばかりが先に立っていました。

当時は勝手なイメージもあり、
大学は車がないと通えない場所にあり、
学生さんたちは車で通学している。

しかも高級車ばかりで、
裕福なご家庭が多いのではないか、
そんなふうに思っていました。

地方医学部は私たちにとって未知の世界でした。

当時の私も息子も、
地方国立医学部について十分理解していなかったのです。

受験が終わってから調べてみると、
「もっと早く知っていれば考え方も違ったかもしれない」
そう思うことがたくさんありました。

地方国立医学部という選択肢も、
もっと早い段階から真剣に検討しておけばよかったと感じています。



学費が圧倒的に安い

これは最大のメリットです。

国立医学部なら学費はほぼ全国共通です。

私立医学部との学費差は非常に大きく、
卒業時の借入額を大幅に抑えることができます。



幅広い症例を経験できる環境がある

これは調べてから知ったことです。

東京には大きな病院がたくさんあり、
最先端医療に触れる機会も多いと思っていました。

全国から患者が集まり、
その分症例数も多いと思っていたのです。

しかし実際には、
病院ごとに専門分野が分かれていたり、
患者さんが複数の病院に分散してしまう面もあるそうです。

一方で地方の大学病院や基幹病院は、
地域の中核病院として患者が集まりやすく、
幅広い症例を経験できることが多いそうです。

それは医学生や研修医にとって、
大きな財産になるのだと思います。



自立できる

これは教育的な意味でのメリットです。

一人暮らしになると、

・お金の管理
・家事
・時間管理

すべてを自分で行うことになります。

6年間で大きく成長する学生も多いことでしょう。

もちろん親としては心配もありますが、
それもまた貴重な経験なのだと思います。



地域医療とのつながり

地方大学は地域医療との結びつきが強いことが多く、
卒業後の研修先や勤務先とのつながりを作りやすいという特徴があります。

ただ当時の私は、
「将来東京に戻って働く時に不利にならないだろうか」
という不安を持っていました。

今の時代は学歴だけで評価されるわけではありません。

医師の世界も最終的には実力や人柄が大切だと思います。

それでも医師は学会や病院のホームページなどで出身大学が記載されることも多く、
親としては将来像が想像できず不安だったのです。

ただ医学部出身の学校の先生によれば、
「その大学ならではの強みを身につけて東京に戻れば十分活躍できる」
とのことでした。

大学名だけで将来が決まるわけではない。

そう気付いたのも、
受験が終わってからでした。

ただし、
地方国立医学部に進学すればよかった。

そう言いたいわけではありません。

大学ごとに特色がありますし、
息子にも行きたい大学があります。

それでも最優先は、
医学部に合格することです。

まずは医師になるためのスタートラインに立つこと

そのためには、
最初から選択肢を狭めるのではなく、
「息子の学力や特性に合う大学はどこなのか」
という視点で幅広く考えるべきだったと思っています。

もちろん地方国立医学部が誰にとっても簡単というわけではありません。

共通テストの比重が大きい大学も多く、
共通テストが苦手な息子にとっては、
むしろ難しい選択肢になる場合もあります。

そのため、
「地方国立ならもっと入りやすいのでは?」
と言われると、
正直少し心が痛みます。

受験は偏差値だけでは語れません。

共通テストとの相性、
二次試験の配点、
面接、
地域枠の有無など、

大学によって求められるものは大きく違います。

だからこそ、
もっと早く情報を集め、
息子に合った大学を探すべきだったと思っています。

後悔しているのは、
地方国立医学部を選ばなかったことではありません。

十分に調べる前から、

「東京を離れたくない」
「地方は不利かもしれない」

という思い込みで選択肢から外してしまったことです。

それが私の後悔です。

③ 調査書の重要性をもっと早く知っておけばよかった

現役時代の私は、
「医学部受験は学力勝負」
だと思っていました。

そのため、
学校の成績について口を出すことはほとんどありませんでした。

赤点さえ取らなければ大丈夫。

そんなふうに考えていたのです。

しかし実際には、
多くの医学部で調査書の提出が求められます。

しかも評価されるのは高校3年生だけではなく、
高校3年間を通しての成績です。

さらに大学によっては、
調査書を点数化したり、
面接や総合評価の資料として活用したりする場合もあります。

そうなると、

・評定平均
・出欠状況
・学校生活での取り組み

なども受験に関わってきます。

我が家は高校1〜2年生の頃、
本当に何も気にしていませんでした。

調査書や評定は、
推薦入試を受ける人だけの話だと思っていたのです。

もしもっと早く知っていれば、
学校の成績や評定についても違った意識で向き合えたと思っています。

実際に受験校を検討する中で、
評定や調査書の扱いが気になる大学もありました。

結果として、
大学選びの選択肢を広げる機会を逃してしまったように感じています。

医学部の一般選抜では、
共通テストや個別試験の比重が大きく、
調査書だけで合否が決まることはほとんどありません。

しかし近年は多面的・総合的評価が重視されており、
同程度の成績の受験生がいる場合や、
面接評価と合わせて参考にされることもあるようです。

医学部は単に学力の高い人を選ぶだけではなく、
将来、患者さんから信頼される医師になれる人を選ぶ必要があります。

そのため調査書は、
学力試験だけでは見えない継続力や学校生活への取り組みを確認する資料として
活用されているのだと思います。

今になって思うのは、
高校選びの段階から、
評定という視点も持っておけばよかったということです。

当時は偏差値ばかり見ていましたが、
医学部受験では評定や調査書が関わる大学も少なくありません。

もっと早く知っていれば、
学校生活への向き合い方も違っていたかもしれません。

息子は深海魚になった時期もあり、
評定は決して高くありません。

もちろん、
もう過去の評定を変えることはできません。

だからこそ今は、
欠席がほとんどないことや、
学校生活の中で続けてきたことを、
面接などでしっかり伝えられるよう準備していく必要があると思っています。

高校1年生の頃から知っておきたかった。

医学部受験は高校3年生になってから始まるものではなく、
高校生活の積み重ねも受験の一部だったのだと今になって感じています。

それが調査書についての私の後悔です。

④ 面接を意識した準備をもっと早くしておけばよかった

医学部受験では面接があります。

しかし現役時代は、
「まずは学力を上げること」
ばかり考えていました。

もちろん、それは間違いではありません。

ただ、

・医療ニュースに関心を持つこと
・自分の考えを言葉で伝えること
・志望理由を深く考えること

こうした準備も同じくらい大切だったと思います。

医学部は「勉強ができる人」だけでなく、
「将来、患者さんと信頼関係を築ける医師としての資質がある人」
を見ているのだと思います。

また、
学力だけでなく人物面も重視されるため、
面接は重要な選考要素になっています。


オープンキャンパスも、
志望理由を深める大切な機会の一つです。

実際に大学へ足を運ぶことで、

・大学の雰囲気
・学生さんの様子
・附属病院の環境

などを知ることができます。

その経験は、
「なぜこの大学を志望するのか」
を自分の言葉で話すための大切な材料になります。


また、面接対策は受験直前に始めるものではなく、
日頃からの積み重ねも大切だったと感じています。

ニュースを見たときに、
「あなたならどう考える?」
と聞いてみたり、
食事の時間に社会問題について話してみたり。

そんな何気ない親子の会話が、
自分の考えを整理し、
言葉にする練習になっていたのだと思います。

実際に我が家でも、
浪人が始まってからは医療や社会問題について親子で話す機会が増えました。



実際に我が家で話した内容です。
親子で考える医療


親子で考える未来】(医学部面接の想定テーマをきっかけに話し合いました)



オープンキャンパスで大学を知ること。

医療や社会問題に関心を持つこと。

日頃から自分の考えを言葉にすること。

こうした積み重ねが、
面接本番で自分の考えを自信を持って伝える力につながるのだと思います。

学力対策ばかりに目が向き、
面接を意識した準備を後回しにしてしまったこと。

自分の考えを言葉にする力は、
受験直前に身につくものではなく、
高校生活や日々の積み重ねの中で育っていくものなのだと、
今になって実感しています。

そのことにもっと早く気付いていればよかった。

それが私の4つ目の後悔です。



だからこそ我が家では、
日頃の会話に加えて、実際の質問例や考え方を知るために面接対策本も活用しています。

実際に我が家が使っている面接対策本はこちらです。


2026入試対策 医学部面接ノート

⑤ 受験を子ども任せにしすぎたこと

今振り返ると、

私立医学部を最初から調べなかったこと。
地方国立医学部を真剣に検討しなかったこと。
調査書の重要性を知らなかったこと。
面接を意識した準備が遅れたこと。

これまで書いてきた後悔は、
どれも私自身の知識不足から生まれたものです。

息子は小さい頃から小児科医になりたいと言っていました。

私は幼い頃から、
将来の選択肢を狭めないように育ててきたつもりです。

それなのに、
医学部受験という現実を前にし、
親である私の知識や情報収集が圧倒的に足りませんでした。

受験は本人のもの。

親は口を出しすぎない方がいい。

その考え自体は、
今でも間違っていないと思っています。

しかし私は、
親としてできるサポートについて考えようとしていませんでした。

もちろん勉強するのは本人です。

でも医学部受験は、
勉強だけで決まるものではありません。

・情報収集
・受験校選び
・出願戦略
・学費や奨学金の情報

親だからこそできるサポートも、
想像以上にたくさんありました。



実際に私が受験を通して感じた「親にできること」については、
こちらの記事で詳しくまとめています。



もっと早く、
親として医学部受験について学んでおけばよかった。

それが今の率直な気持ちです。

医学部受験を経験して感じた後悔はたくさんあります。

でも今振り返ると、
その多くは
もっと早く知っていれば防げた後悔
だったように思います。

受験を終えた今だからこそ、
強く感じています。

医学部受験は、
学力だけでなく情報戦でもあるということを。

私が後悔しているのは、
「知らなかったこと」ではありません。

知ろうとするのが遅かったことです。

我が家は浪人という一年を選びました。

だからこそ今は、
この後悔を次の一年に生かしていきたいと思っています。

あの頃の私と同じように、
「一般家庭だから無理」
「まだ高校1年生だから早い」
そう思っている方がいたら、
少しだけ立ち止まって調べてみてください。

その一歩が、
数年後の「もっと早く知っていれば…」
という後悔を減らしてくれるかもしれません。

だからこそ、
このブログを書き続けています。

当時の私が知りたかったこと。

一般家庭の親として悩み、調べ、感じたこと。

そして、
浪人という一年で学んでいること。

それらを、このブログで発信していきます。

私の経験が、
これから医学部受験を迎えるご家庭の

「もっと早く知っていれば…」

という後悔を、
一つでも減らすきっかけになれば、
とてもうれしく思います。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ブログもXのポストも欠かさず読んでいます、頑張っていますね👍️
    取り敢えず、同じ立場の家庭は多くあるはずなので、どんどん繋がってお互いに刺激を得たり、情報交換したりすればいいのに、と感じます。おったんさんは良い取り組みをされていると思います。

  • 子育てを終えた主夫さん、コメントありがとうございます😊

    ブログもXもいつも見てくださり、本当にありがとうございます。

    子育てを終えた主夫さんのお言葉、いつも励みになります。

    私も、医学部受験に関わる皆さんとつながり、情報交換をしたり、お互いに刺激を受けたりできたらいいなと思っています。

    このブログが、そんなきっかけの一つになれたらうれしいです。

    今後ともよろしくお願いします🍀

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