卒業式の日。
「別に来なくてもいいよ」
そう言った息子。
卒業式は進学を祝うためのものではない。
だからこそ、胸を張って出席してほしい。
そう思い、私たちは夫婦揃って出席しました。
息子はこれまで、
幼稚園、小学校、中学校と、
節目のたびに前に立ち、
代表として言葉を伝えてきました。
今回は、名前を呼ばれて、
「はい」と立ち上がるだけの卒業式。
特別な役割はなかったけれど、
それでも、
3年間の区切りとして、
この場に立ち会えたことを、
誇りに思います。
「卒業おめでとう」
この学校には、
高い目標を持った子も多く、
浪人という選択も、特別なことではありません。
「第一志望に合格する」という結果だけを見れば、
思い通りにならなかった子もいます。
同じ時間を過ごしてきた仲間たちが、
それぞれの道へと進んでいきます。
悔しさがないわけではありません。
本当は、
この春から大学生になるはずでした。
それでも今日、
ひとつの区切りを迎えました。
卒業アルバムに書いてくれた
たくさんの「ありがとう」。
部活の先輩が顔を出してくれたこと。
クラスの打ち上げに参加したこと。
そのどれもが、
この3年間を、確かに物語っていました。
そして——
準備は整いました
明日から、
本格的な浪人生活が始まります。
この選択が正しかったのか、
まだ答えは分かりません。
それでも——
ここからの一年を、
母として、記録していこうと思います。
次回からは、
浪人生活について書いていきます。
医学部浪人スタート|予備校に通わない「自習室中心」の浪人生活

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