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※2026年9月一部更新
※本記事は、2025年度に我が家が受験した際の体験をもとにしています。
2026年8月、オープンキャンパスで東京都の担当の方に伺った内容を一部追記しました。
地域枠の制度・貸与額・勤務条件は年度や大学によって異なるため、
最新情報は各大学・東京都の公式情報をご確認ください。
医学部受験において、
学費の問題は避けて通れません。
特に私立医学部では、
6年間で数千万円かかることもあり、
一般家庭にとっては大きな負担になります。
そんな中で知ったのが、
【地域枠】という制度。
学費が免除される。
一般家庭にとって、
希望のある制度です。
実際に受験もしました。
ただ、
その魅力の一方で、
慎重に考えなければならない点もありました。
医学部地域枠とは|学費免除が受けられる制度
医学部の地域枠とは、
将来その地域の医療機関で働くことを条件に、
学費免除や奨学金が受けられる制度です。
医師不足の地域医療を支える目的で、
国立・私立の多くの医学部に設けられています。
今回息子が受験したのは、
私立医学部の【東京地域枠】です。
東京地域枠は、
東京都の地域医療に貢献したい学生のための特別入試枠です。
東京都の奨学金制度と連携した医学部入試制度で、
合格者は将来、
東京都の医療機関で一定期間働くことを条件に入学します。
東京地域枠の奨学金制度|学費免除と生活支援
入学者には東京都の特別貸与奨学金が出ることが多く、
息子が受験した大学では、
・入学金
・6年間の学費
・生活費 月10万円
が貸与される制度でした。
私立医学部では、
6年間で2000万円を超える学費がかかる大学も多く、
大きなメリットとなります。
私立医学部の学費や奨学金については、こちらにまとめています。

地域枠の条件|勤務義務と進路制限
ただし条件もあります。
初期臨床研修を含め、
約9年間、東京都が指定する医療機関で勤務する義務があります。
息子が受験した大学では、
初期臨床研修修了後、
・小児医療
・周産期医療
・救急医療
・へき地医療
のいずれかの分野で医師として働くことが条件でした。
この条件を破ると、
貸与された奨学金を返還する必要があります。
地域枠は入りやすいと言われることもありますが、
東京地域枠は人気が高く、
一般枠より難しくなることもあります。
東京地域枠の受験|倍率と試験内容
実際、
息子が受験した年の倍率は、
およそ15倍だったと思われます。
また調査書とは別に、
志望動機などを書いた書類の提出がありました。
驚いたのは、
小学生の頃からの資格や役員などの活動歴を書く欄があったことです。
受験会場は幕張メッセでした。
会場には約4000人以上の受験者がいたそうです。
また会場へと続く道には花道ができており、
医学部専門塾の勧誘広告をたくさん配っていたそうです。
「合格するのでいりません!」
とはさすがに言えず、
たくさんの広告を受け取ってきました。
一次試験では、
二次試験の面接で使用される小論文を書きます。
今年のお題は、
【アフガンの少女】という絵でした。
30分間その絵を見続けて書き上げたそうで、
「ぜひ読んでほしい」と言っていました。
しかし、
一次試験の結果は不合格でした。
息子は小さい頃から小児科医になりたいと言っていたため、
条件には合っていました。
しかし地域枠は、
進路が大きく制限される制度でもあります。
また、大学ごとに条件が大きく異なります。
だからこそ、
学費だけで決めていい制度ではない
と感じました。
親としても、
「本当にこの選択でいいのか」と
何度も考えさせられる制度でもありました。
地域枠を受験する前に知っておきたい注意点
「地域枠は後悔する」
「やめた方がいい」という声を耳にすることもあります。
そのため出願する場合は、
制度をよく理解したうえで、慎重に判断する必要があります。
また息子が受験した大学では、
合格した場合の説明会(契約日)が、国立大学の受験日と重なっていました。
つまり、合格した場合、
国立大学を受験できない可能性もある
ということです。
こうした点も含めて、
地域枠の出願は慎重に考える必要があります。
そしてもう一つ、
面接対策の本に、
「東京の地域医療に興味があるなら、他の大学の東京地域枠も受験しましたか?」
という質問例が載っていました。
我が家の面接対策本

2026入試対策 医学部面接ノート
そのとき初めて、
他大学の東京地域枠も同時に受験できた
ということを知りました。
医学部受験では、
このような情報を知っているかどうかで受験の選択肢が大きく変わると感じました。

その後、オープンキャンパスに参加した際、
東京都の担当の方と直接お話しする機会がありました。
そこで、受験した時には知らなかったことや、
実際に制度を利用する場合の具体的な話も伺うことができました。
特に印象に残ったのが、
勤務先についてです。
私は、地域枠に進むと、
東京都から勤務先を指定されるものだと思っていました。
ところが実際には、
東京都が指定する医療機関の一覧があり、
その中から希望する医療機関を選び、
マッチングする形になると伺いました。
実際に一覧表も見せていただいたのですが、
思っていたよりも多くの医療機関があり、
息子が行きたいと思っている病院も含まれていました。
受験した時には、
「地域枠=勤務先まで決められている」
というイメージだったので、
直接お話を伺ってみて、少し印象が変わりました。
地域枠については、
インターネットで調べるだけでは分からないこともあります。
今回のように担当の方に直接お話を伺うことで、
制度についてより具体的にイメージできることもあると感じました。
このほかにも、
受験した時には知らなかったことがいくつかありました。
このあたりについては、
息子の受験結果も含めて、
また改めて詳しく書きたいと思っています。
地域枠は、
条件が合えば一般家庭にとって、とても魅力的な制度です。
出願する場合は、
各大学の募集要項や条件をよく確認し、
制度を十分理解したうえで後悔のない選択をすることが大切です。

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