※この記事は2026年9月に内容を更新しました。
※我が家の2026年3月までの受験体験と、
2026年度の大学入学共通テストに関する公表データをもとに作成しています。
※共通テストの制度や入試内容は年度によって変更される可能性があります。
最新の情報については、
大学入試センターや各大学の公式サイトをご確認ください。
医学部受験では、
共通テストの結果がその後の出願先を大きく左右することがあります。
共通テストの数点の違いが、出願する大学の選択に影響することもあります。
もし、
思うような点数が取れなかったら、
どのように出願先を考えるのか。
我が家も実際に、
共通テストの結果を受けて出願先を変更しました。
そして、
その後の出願では足切りとなり、
国立医学部の二次試験を受けることもできませんでした。
今回は、
息子が現役生として受験した2026年度の共通テストについて、
我が家の経験を記録しておきたいと思います。
2026年度から始まったWeb出願
2026年度の大学入学共通テストからWeb出願が始まりました。
共通テストの出願では、
共通テスト出願サイトのマイページを利用する方式に変わりました。
息子の学校では、
マイページの登録までは学校で一緒に行ったそうです。
ただし、
実際の出願手続きは一人ひとりが個人で行いました。
これまでの紙の出願では、
記入した書類を先生に確認してもらうことができました。
間違いがないか、必要なところがきちんと記入されているか。
学校側でも確認してもらえる環境がありました。
ところが、Web出願では、
紙の願書を書いて先生に提出し、
その場でチェックしてもらうという流れではありません。
そのため学校からも、
「入力内容を間違えないように、くれぐれも注意するように」
と念を押されたそうです。
Web出願になったことで、
手続きそのものは便利になった一方で、
入力内容を自分自身で確認し、責任を持って手続きを進める必要があります。
そして、息子は現在、浪人生です。
2027年度の受験では、
現役生のとき以上に自分で出願方法を確認し、
入力や手続きを管理していかなければなりません。
現役生のときには、
学校から案内があり、分からないことがあれば先生に確認できる環境がありました。
浪人すると、
そうした学校からのサポートがなくなります。
これは、
実際に浪人してみて初めて実感することの一つです。
学力を伸ばすことだけではなく、
出願や入試に関する手続きについても、自分で管理していく必要があります。
2026年の共通テストは、理系にとって厳しい試験だった
2026年度の共通テストを終えて我が家がまず感じたのは、
理系にとってかなり厳しい試験だったということです。
大学入試センターが公表した平均点を見ると、
物理は前年の58.96点から45.55点へ、
情報Ⅰは69.26点から56.59点へと大きく下がりました。
物理は前年から13.41点、情報Ⅰは12.67点の低下です。
実際、息子の学校でも、
共通テストで思うように点数を取ることができず、
その結果、
当初考えていた大学よりも出願先を変更せざるを得なくなった人がたくさんいたそうです。
我が家だけではなく、
周りの受験生を見ても、
共通テストの結果がその後の出願先を大きく左右した年だったと感じています。
そして、
息子自身も、まさにその一人でした。
共通テスト本番は過去最低点
息子は、
二次試験のような思考力を使って解く問題は比較的得意でした。
一方で、
共通テスト特有の誘導問題形式には苦手意識がありました。
先生から、
「考えるな、そのまま誘導に乗れ」と言われても、
本人にはその意味がよく分からなかったようです。
「解いていて面白くない」
そんなこともよく言っていました。
そのため、
模試などでも点数が取れるときと取れないときの差が大きく、
なかなか安定しませんでした。
それでも、
本番までに伸びると信じて勉強していました。
ところが、
本番で取った点数はこれまでで一番低いものでした。
2日間の共通テストを終えて
共通テストは2日間にわたって行われました。
1日目が終わった時点では、
まだ結果について深く考えていませんでした。
そして2日目。
普段はあまり緊張しない息子ですが、
この日は思わぬハプニングがありました。
筆箱を忘れたのです。
幸い、お友達に借りることができ、
事なきを得ました。
普段、忘れ物には細心の注意を払っている息子にとっては、
相当焦ったことだと思います。
自己採点については、
学校から、「2日目の試験が終わってからするように」
と言われていました。
そして、2日目の試験が終わり、
自己採点。
結果は——
過去最低点でした。
共通テストリサーチの結果も、E判定。
ここから、
「この点数で、どこに出願できるのか」
という問題が始まりました。
共通テストで出願できる大学が変わる
医学部受験では、
大学によって共通テストと二次試験の配点比率が異なります。
我が家が当初考えていた大学は、
共通テストの配点比率が高い大学でした。
そのため、
共通テストで思うような点数が取れなかったことで、
出願について考え直す必要が出てきました。
学校からは、
自分の共通テストの点数より3%低いボーダーの大学への出願を勧められていました。
しかし、実際には、
その条件に当てはまる大学がありませんでした。
そこで、
共通テストの配点比率が比較的低く、二次試験の比重が高い大学へと志望校を変更しました。
選択肢が限られる中で、
できるだけ合格の可能性がある大学を探しました。
実際に受験してみて感じたのは、
共通テストの点数によって受験の戦い方そのものが変わってしまう
ということです。
我が家の場合は、
共通テストの結果を見てから出願先を変更することになりました。
共通テストの比率が高い大学と、二次試験の比率が高い大学
実際に医学部の出願先を検討してみて、
大学によって共通テストと二次試験の比率がかなり違うことを実感しました。
我が家が検討した中では、
地方国立の医学部には共通テストの配点比率が高い大学が多いという印象がありました。
共通テストでしっかり点数を取ることができれば、
その点数を生かして出願できる大学もあります。
極端に言えば、
「共通テストが取れれば、かなり有利な位置に立てる」
と感じる大学もありました。
一方で、
我が家が出願を考えたような二次試験の比率が高い大学は、
そもそも大学自体の難易度が高いところが多くあります。
たとえ足切りを免れたとしても、
今度は高い難易度の二次試験で戦わなければなりません。
「医師になることが目標なら、わざわざ偏差値の高い大学を選ぶ必要はないのではないか」
と言われることがあります。
しかし、
実際に出願先を検討してみると、
単純に地方の大学を選べば受かりやすいというわけでもありませんでした。
これが、
実際に医学部受験を経験して私が強く感じたことです。
国立医学部受験で、共通テストの重要性を実感した
我が家の場合、
共通テストの結果によって当初考えていた出願先を変更することになりました。
過去最低点を取った息子は、
合格の可能性を考え、
当初目指していた大学よりも二次試験の比率が高い大学へ出願することになりました。
ところが、
結果的には大学の難易度もさらに高くなってしまい、
最終的には足切りとなりました。
二次試験を受けることができなかったのです。
二次試験で戦うチャンスすらもらえない。
それは本当に、
やるせない思いでした。
たとえ二次試験で勝負できるだけの実力があったとしても、
共通テストの結果によっては二次試験を受けることすらできない場合があります。
この経験から、
国立医学部受験における共通テストの重要性を強く感じました。
医学部受験では、
「どれだけ勉強したか」だけではなく、
「その点数で、どこに出願するのか」
という受験戦略も重要なのだと実感しました。
私立医学部「地域枠」というもう一つの選択
国立医学部の足切りが見えていた頃、
もう一つ受けていた試験がありました。
私立医学部の東京地域枠です。
地域枠は、
学費や奨学金、卒業後の勤務条件などが大学や地域によって異なります。
我が家が受験した地域枠では、
合格した場合の入学説明会や契約に関する日程が、
国立大学の二次試験の日程と重なっていました。
つまり、
地域枠に合格して進学すると決めた場合には、
国立大学の二次試験を受験するという選択肢を失うことになります。
そのため地域枠は、
「とりあえず受けてみる」というものではなく、
合格した場合の進学まで考えたうえで受験する必要がある制度でした。
我が家が受験した地域枠では、
学費面で大きなメリットがある一方で、
卒業後の勤務条件などもありました。
合格後のことまで考えて受験する必要がある。
これは、実際に受験してみて感じたことです。
地域枠については、こちらの記事で詳しくまとめています。

共通テストを終えて、親として考えたこと
今回の受験で、
私は共通テストの重要性を改めて実感しました。
共通テストは、
試験当日の点数によって、
- 出願する大学
- 共通テストと二次試験の配点バランス
- 足切りの可能性
- 二次試験を受けられるかどうか
まで変わってきます。
そして、
共通テストで思うような点数が取れなかった場合でも、
そこで終わりではありません。
大学ごとの配点や出題傾向を確認し、
その時点でどこに出願するのが現実的なのかを考える必要があります。
我が家は、
共通テストで過去最低点を取ったことで、
当初考えていた出願先を変更しました。
そして最終的には足切りとなり、
二次試験を受けることはできませんでした。
だからこそ、今振り返ると、
医学部受験では、
共通テスト対策と同じくらい結果が出た後の出願戦略を考えておくことが大切だった
と感じています。
まずは共通テスト対策から
現役受験を終え、
息子は浪人することになりました。
2027年度の受験に向けて、
まず必要だと感じているのが共通テストで安定して点数を取る力です。
2026年度のように、
本番で大きく点数を落としてしまうと、
その後の出願戦略そのものが変わってしまいます。
もちろん、
医学部なので二次試験対策も必要です。
ただ、
二次試験で勝負するためにも、
まず共通テストで出願の選択肢を残すこと。
これが、
今回の受験を経験して我が家が強く感じたことです。
2027年度の受験では、
共通テストで安定して8割5分を取れる力をつけることを一つの目標にしています。
そして今年は、
浪人生として出願手続きも自分で行わなければなりません。
学力だけでなく、
受験に必要な手続きや情報収集も含めて、
自分で管理できるようになってほしいと思っています。
2026年度の受験で経験したことを無駄にせず、
浪人生活の中で一つずつ課題を克服していきたいと思っています。
まとめ
2026年度の共通テストは、
我が家にとって初めてのWeb出願から始まりました。
現役生だった息子は、
学校でマイページ登録を行い、その後の出願手続きは自分で行いました。
これまでの紙の出願とは違い、
先生が記入内容をその場でチェックするという流れではありません。
「間違えないように」と何度も念を押されたそうです。
そして、
共通テスト本番では過去最低点を取り、
その結果、当初考えていた出願先を変更することになりました。
さらに、
国立医学部では足切りとなり、
二次試験を受けることもできませんでした。
実際に受験してみて感じたのは、
医学部受験は、
学力だけでなく、共通テストの結果を踏まえた出願戦略も重要だということです。
共通テストで良い点数を取れれば、
その点数を生かして出願できる大学があります。
一方で、
二次試験の比率が高い大学を選べば、
共通テストの点数が多少低くても出願できる場合があります。
ただし、その場合は、
今度は高い難易度の二次試験で戦う必要があります。
我が家は、
その両方を実際に経験しました。
そして最後には、
足切りで二次試験を受けることすらできませんでした。
受験前には、
「共通テストで失敗したらどうするか」
「どの程度の点数なら、どの大学を検討するのか」
「足切りの可能性はあるのか」
というところまで考えておくことが大切だったと感じています。
現在、
息子は浪人生として2027年度の受験に向けて勉強しています。
今年は、
学力だけでなく、出願や受験に関することも自分で管理していかなければなりません。
昨年の経験を生かして、
今年は少しでも余裕を持って受験に向き合えるように。
そして、
共通テストでしっかりと力を出し切り、
その後の出願でできるだけ多くの選択肢を残せるように。
親としては、そう願っています。
2026年度の受験で経験したことを無駄にせず、
2027年度の受験につなげていきたいと思います。
参考資料

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