医学部宅浪の一日|予備校に通わない「自習室中心」の浪人生活

医学部浪人と聞くと、
「朝から予備校で授業」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

ですが息子は、
予備校に通わず、
自習室中心の宅浪生活を選びました。


今回は、
実際にどんな一日を過ごしているのか、
親目線で書いてみようと思います。

同じように宅浪を考えているご家庭の、
少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

一日のタイムスケジュール

7時半|朝はまず、起こすところから始まります

今年は、
「自分で管理する一年」と言っておきながら、
実際はそんなに綺麗なものではありません。

我が家の場合、
朝は私が起こしています。

むしろ毎朝、
学生の頃からずっとです。

本当に小さな戦いです。

起こさなければ、
昼まで寝ています。

甘えだと思う人もいるかもしれません。

何度も、
「もう起こさない」と決めた日もありました。

わざと遅刻させた日もあります。

それでも、
起きられないのです。

去年までは学校や予備校がありましたが、
宅浪には、
「強制的に外へ出る理由」がありません。

そのため、
どうしても生活リズムが崩れやすくなります。

だから我が家では、
「とにかく家を出る」ということを大事にしています。

起きさえすれば、
準備は比較的早いタイプなので、
とにかく私が仕事へ出勤する8時半までには、
家を出てほしい。

なので朝の声かけは、
息子のためというより、
私自身のメンタルのためにも必要なのです。

つい、
「予備校に通っている子は、もう授業が始まる時間だよ」
なんて、
比較するような言葉が出てしまう日もあります。

来年、
もし一人暮らしをすることになったら、
本当に大丈夫なのだろうか。

そんな心配もあります。

それでも、
まずは毎日、自習室へ向かう。

我が家の宅浪生活は、
そこから始まっています。

宅浪で感じる「生活リズム」の難しさ

宅浪は、
学校や予備校のように、
何時から授業開始ということがないので、
どうしても甘えが出てしまいます。

なので我が家で意識しているのは、

・毎日同じ時間に起きる
・勉強場所を固定し、毎日同じ時間から勉強する
・朝から外に出る習慣をつける

ということです。

完璧にはできなくても、

「まず自習室へ行く」

だけでも、
かなり気持ちの切り替えになる気がしています。

なぜ自宅ではなく自習室を使っているのか

我が家の場合、
宅浪でも完全に自宅だけで勉強するのは難しいと感じました。

家には、
どうしても誘惑があります。

それに、
親子でつい話し込んでしまうこともあります。

ちょっとしたニュースをきっかけに、
どんどん会話が膨らんでしまい、
結果的に勉強の妨げになってしまうこともありました。

また、
生活空間と勉強空間が同じだと、
気持ちの切り替えも難しくなりやすいです。

そのため今は、
レンタル自習室を利用しています。

毎日同じ場所へ行くことで、

「勉強する場所」

として自然に気持ちが切り替わるようです。

宅浪は自由な反面、
環境づくりがかなり重要なのだと感じています。

宅浪でかなり役立っているのがiPadです

実は今使っているiPad、
本当は「大学に合格したら買おう」と、
父親と約束していたものでした。

ですが浪人が決まり、
本人から
「半分自分で出すから、今使いたい」と言われて購入しました。

結果的に、
我が家の宅浪生活ではかなり活躍しています。

浪人が決まった直後から、
予備校で赤本をコピーして、
解答をiPadへ保存。

今では、

・スタディサプリの視聴
・PDF管理
・赤本の整理
・電子書籍での参考書確認
・AIを使った記述の添削や確認

など、
毎日のように使っているそうです。

特に宅浪は、
「必要なものを自分で管理する力」
がかなり重要になるので、
紙だけではなく、
データ管理できる便利さは大きいと感じています。

特に便利だと感じるのは、
分厚い参考書を何冊も持ち歩かなくていいことです。

医学部受験は、
どうしても教材量が多くなります。

以前は、
重い参考書を何冊もリュックへ入れていましたが、
今は電子書籍やPDFをiPadへ入れているため、
かなり身軽になったようです。

「ちょっと確認したい」という時に、
iPadですぐ見られるのは、
かなり効率が良いようです。

演習中心の宅浪とは相性が良いのかもしれません。

実際にどんな参考書や教材を使っているかは、
合格後に改めてまとめたいと思っています。 

自習室までの移動時間も勉強時間

自習室までは、
電車で通っています。

その間も、
英語のリスニングを聴きながら駅まで歩いたり、
電車の中では、
スタディサプリで古文など国語系を見ていることが多いようです。

「移動時間をどう使うか」も、
積み重なると大きいのかもしれません。

ただ、
帰りは逆に“オフモード”らしく、
好きな音楽を聴きながら帰ってくることが多いようです。

ずっと気を張り続けるのではなく、
切り替える時間も必要なのだろうなと感じています。

9時|午前中は化学からスタート

午前中は、
主に化学をやっているそうです。

現役時代は、
都立高校ということもあり、
どうしても演習量が不足していたと感じています。

そのため今年は、
「授業を受ける」より、
「問題を解く時間」をかなり重視しています。

医学部受験は、
「分かった」だけでは足りず、
「時間内に解けるか」が重要なのだと、
浪人してからより強く感じるようになりました。

お昼は自習室で

お昼は、
レンタル自習室の自分の席で、
お弁当を食べています。

基本的に、
日曜日だけは、
私もお弁当作りを休ませてもらっています。

そういう日は、
外へ食べに行くこともあるようです。

午後は英語、数学、物理

午後は英語。

その後、
気分転換に飲み物を買いに行って、
数学と物理。

ただ、
細かい時間割をガチガチに決めるタイプではありません。

ルーティンが得意なタイプではないので、

・大きな目標
・小さな目標
・毎日の最低ノルマ

だけを決めて、
それをやり切ったら帰宅、
というスタイルのようです。

帰宅は、
だいたい21時〜21時半頃。

夕飯を食べながら少し雑談をして、
お風呂と自由時間。

寝る前には、
単語など暗記系をやってから、
12時半頃就寝です。

宅浪で感じているメリットと難しさ

実際に宅浪生活を始めて感じるのは、
自由度の高さと、
自己管理の難しさです。

良かったと感じるのは、

・演習時間を確保しやすい
・自分のペースで進められる
・必要な部分を重点的に勉強できる

という点です。

一方で、

・生活リズムが崩れやすい
・孤独感が強い
・質問環境を作る必要がある

など、
難しさも感じています。

宅浪は、
向き不向きがあるかもしれません。

自由ではありますが、
自分を律し続けなければいけません。

我が家もまだ、試行錯誤の途中ですが、
「本人に合う形を探す」ことが、
一番大事なのかもしれません。

宅浪は「普通」の繰り返し

医学部宅浪の一日は、

朝起きて、
自習室へ行って、
勉強して、
帰ってくる。

本当に、
その繰り返しです。

誰とも話さない日がほとんどです。

その中で、
ただ毎日、
同じように机へ向かい続ける。

その「毎日同じことを続ける力」が思っていた以上に大変で、
思っていた以上に大切なことなのだと感じています。

親として思うこと

「普通」過ぎる毎日の中で、

不安、
焦り、
プレッシャー、
孤独。

息子はきっと、
いろいろなものと戦っています。

親としてできることは、
本当に限られています。

私自身も、
今も不安の中にいます。

それでも、
焦りだけで動くのではなく、
「今やるべきこと」を一つずつ積み上げていくしかありません。

せめてこの家だけは、
心まで削られなくて済む場所でありたい。

「この家に帰れば大丈夫」

そう思える場所であり続けることが、
今の私にできる一番の応援なのかもしれません。

今日も変わらず、
「おかえり」と言える家でいたいと思います。

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